『科学は人間によってつくられるものであります。これはもともと自明のことですが、簡単に忘れられてしまわれがちです。このことをもう一度思いかえすならば、しばしば嘆かれるような人文科学―芸術と、技術―自然科学という二つの文化の間にある断絶を少なくすることに役立つのではないでしょうか。』(『部分と全体』 W. ハイゼンベルグ著より)
『これからの地球はどんどん狭くなってゆくだろう。こどもたちが、そんな世界で伸び伸びと生きてゆける柔軟な感性をもった人間に育って欲しい。わたし自身、当り前の親としてそんな願いを持った、それが出発である。そのためには、ことばというものが何よりも大切なような気がしたのである。』(『ことばはボクらの音楽だ!』 榊原陽著より)