国際交流(ホームステイ)
高校留学
謝らないで・・・
伊藤優花/フランス / 長崎県・出発時 高2
「フランスの親友はできた?」の質問に「“大親友”は二人。親友はクラス全員かな!」と胸をはって言えます。私はこの留学で何度も何度もクラスの友だちに助けられました。フランスでは、ことばのことはもちろん、前に出れない自分の性格のことで悩みました。そんな時は友だちに、特に大親友のソレンとメロディにたくさん相談しました。ある日私が「ごめんね、相談してばっかりで」といつものようにこう言うと、彼女たちが「なんで、いつも謝るの?私たちはあなたが相談してくれて嬉しい。優花は頑張ってる。謝らないで“ありがとう”をたくさん言って。あなたは私たちのあなただよ」と。私は日常生活でたくさん感謝していたつもりでしたが、この時からもっともっと気持ちをことばにしようと 思いました。 クラスメイトは10ヵ月間、たくさんのことばを教えてくれました。最初の頃は、授業中も「大丈夫?わかる?」と聞いてくれたり、ゆっくり話してくれたり。最後には、授業中友だちと夢中でおしゃべりしてたら、先生から「フランス語うまくなったね。でも静かに」って注意されたけど、すごく嬉しかった。学校最後の日、友だちから「このクラスに来てくれてありがとう。優花のフランス語の成長には驚いている。これからもフランス語を好きでいて欲しい」と言われました。私にとって友だちは本当にかけがえのない存在です。