フィカと一緒に過ごして、なんだか双子になったみたいで毎日ウキウキしていました。私には弟が二人いるのですが姉妹はいないので、フィカと一緒に部屋で音楽を聴いてごろごろして、喋って、ドーナツ屋さんに行ってお茶して･･･なんか嬉しかったです。
私の学校にも行って、一緒に授業を受けて友だちともお喋りをしました。フィカと数学の先生の口ぐせを真似して言って笑いあったり、マレーシアの料理やお祭りのこと、あとフィカは寮生活をしてるから月に１～２回しか家に帰らないこととか、夜は危なくて早く家に帰るから、そんな時はお母さんと料理をつくるんだとか、日本の男の子はやさしいねーとか、いろんな話をしました。
フィカは英語がペラペラでした。初め、私は“スーパーカタカナ英語”を並べてた感じですが、だんだんフィカの言ってることがわかるようになって、“中学の時に習った例文が出てきたぞ”って感じにわかっていき、途中ちょいちょいマレーシア語をはさみながら話す幸せをかみしめつつ、“お、今私が言ったの、高校で習った難しい単語じゃん？！･･･っていうか、私、巻き舌でしゃべってる？！”と、一緒にすごすうちに私の英語もどんどん進化していきました。
ヒッポのメンバーの家で持ち寄りパーティをした時、マレーシアの手遊びを教えてもらい、めちゃ楽しかった！お互いのことばで、色を教え合ったりもしました。マレーシア語で「緑色」は「ヒジャウー」って言うんだけど、ヒジャウ―って言う時のフィカは、目を丸くして、あごをぐい～んとしゃくれさせるから、その顔が面白くて何度もみんなで「ヒジャウ―」って言って遊びました。
フィカは大きな真ん丸の目をキラキラさせて、めっちゃいっぱい喋ってくれて、本当に楽しそうに笑う子でした。フィカが笑うと、私も幸せな気持ちになって、みんなで肩キュンってくっつけて一緒に笑いました。フィカ、テレマカシ―！