国際交流(ホームステイ)
家族のホームステイ
家族で初海外!初ホームステイ!
大湯康弘・裕子・湊仁(4歳)/神奈川県・みなとみらいF
かわら版 / 第20号2015.06
妻の場合
交流までの2ヵ月間でどう準備しようかと思っていたところ、ワークショップでC7Pの話を聞き、我が家もスピーカーを1台から3台に。まず変化があったのが4歳のみなと。全く興味を示さなかった子がヒッポに行きたい!と言い、突然中国語のフレーズを歌いだしました。一方、私は中国語の耳に残ることばが増えてきたけど台湾語はひっかからず、直前は不安でいっぱいに。でも赤ちゃんになりきって、何でも受け入れようと心を決めて出発しました。
ホストファミリーの呂さんの話す中国語は、ところどころCDと同じに聞こえました。私たちの話を一生懸命聞いてくれ、心配していた会話は不思議と不自由を感じませんでした。聞こうとする姿がまさに赤ちゃんにとってのママの姿だと感じました。
夫の場合
人生初めてのホームステイ。家族3人での海外交流も初めて。日々変化している4歳の息子のことばが、台湾という文化もことばも違う場所でどうなるかとても興味がありました。
呂さんの家では、息子は相変わらずやんちゃぶりを発揮して、お構いなしの暴走っぷり。私の中国語・台湾語は全く進展が見られず、「ニーハオ」「ハオ」「シー」「ブシー」「リーホー」「ジャバアボエ」などの単語を繰り返し、あとは笑顔。
到着が夜11時半になったにもかかわらず熱烈な歓迎を受け、多忙な中、名所や名跡を案内してくれ、奥さんのMeichは勉強したての日本語で気遣ってくれました。長男のGilは息子をとっても可愛がってくれました。呂さん一家の温かい人柄やもてなし、台湾の方々の明るい性格にとっても感動しました。たった2日間の体験でしたが、4歳の息子は「ありがとう」と「シェシェ」を相手のことばで使い分けて返事をするようになり、変化が無いと思っていた私でも、帰るころには中国語が周囲に存在することを自然に思うようになっていました。
ことばというよりは、まずは話している人たちの心や生活の背景が自然とこちらの心の中に染み入ってくる。海外交流をして、ヒッポの本質はまだまだ先にあることを感じ始めました。語学学習ではない、単に流暢に外国語を操るのとは違う何かを。