日常の活動
いつの間にか育っていた韓国語
岸村克枝・フェロウ / 神奈川県・オアオアF
かわら版/第20号2015.06
夫の韓国出張が決まった時のこと。仕事ということもありテンションが下がっている夫に向かって、小1の息子しゅうまは「父ちゃん、韓国に行くの?いいなぁ!」と言いました。日韓関係の悪い情報も流れている昨今、私は息子が韓国によいイメージを持っていることをまず嬉しく思いました。続けて「何か知ってる韓国語あるの?」と尋ねられた息子は「オンマって言えばいいんだよ」と迷わず答えましたが、直後、私に「オンマって、なんだっけ?」と。
さらに、やったことのなかった韓国語の自己紹介やSA!DA!でやっていた韓国語の1から10までの数字もすらすらと口から出てくる。「韓国のマー君がうちに来たね」と受け入れしたことを思い出したり、「焼き肉、おいしかったんだって」「家が狭かったんだよ」とファミリーでいつの間にか聞いていた韓国交流に行ったメンバーの話もどんどん出てくる。最後にお父さんに韓国の国旗の絵を添えて、応援メッセージも書いて渡していました。そんな我が子の姿にCDやファミリーで日常なんとなく耳にし、触れていたことがこんなにたくさんあったんだ、とびっくり。ヒッポでは小5から青少年交流で韓国やロシアに行く子が多いけど、どうして海外の知らない家庭に一人でホームステイして「楽しかった~!」と帰ってこれるのか、ずっと不思議でした。
今回の息子の様子を見て、普段が大事なんだ、いつの間にかたくさんのことが溜まっていて、いざという時に自然と出てくるんだと納得。しゅうまは「5年生になったらロシアに行く」と言って、申込書も書きました。まだ先のことだけど、毎日が準備。家族でヒッポの日常を楽しんでいきたいと思います。