日常の活動
家での様子
C2P→C7Pで大変化!
杉本真理子/愛知県・スアラF
かわら版 / 第19号2015.03
今我が家で流れているCDの数は7つ、C7Pです。2年前ヒッポに入った時C3Pが話題になっていて、すぐに2ヵ所で聞き始めました。間もなく当時2年生だった息子がカバジンをCD丸ごと歌うようになり、頭の柔らかさに驚いてのスタートでした。昨年の夏、夫が「多言語を話せるようになるにはたくさん聞かないと始まらない!人間のもつ無限の可能性を発揮する無意識層をふんだんに活用しよう!」と、スピーカーを増やし始めました。
7ヵ所とは1階のリビングに2つ、キッチン、トイレ、洗面、そして2階に2つ。結構なボリュームで流すので、始めはうるさいなぁと音量をしぼって歩く毎日でしたが、慣れてくると、同時に「ダンケシェーン、アンニョンイチロー!ロシエントー!ニエットニエット」いろんな国の人たちが同居していてみんな勝手にしゃべっているみたい。C7Pになって2ヵ月、突然メキシコ交流を決めました。とにかく音に浸ろうと思い、1階の5ヵ所を全てスペイン語にしてみると…すごい!全部が共鳴して、大きくうねる感じ。そうか、これがスペイン語の波だ!意味も区切れもわからないのに心地いい。これが赤ちゃんの育つ環境なんだ!
出発の2週間前、ステイ先はヒッポメンバーのうちだとわかり、やっぱりいろんなことばで準備をしようと思い、また家中を多言語に戻しました。すると、シャッフルにしたのに、スぺイン語ばかりが耳につく。夫も同じ。スぺイン語が我が家に近づいたことを実感しました。本当に赤ちゃんのようにスぺイン語や、多言語の中に身を置き、音にぞんぶんに浸って出かけました。
メキシコでは、ホスト家族から聞くことばは、CDのイチローとかソノコの声になって聞こえてくる。バモサコンプラールと言われれは何か買うんだな、イグアルケトゥと言われれば私と同じなんだとわかる。感覚でわかるって気持ちいい!そして、自己紹介しか話せないと思っていた私の体からスペイン語が溢れてくる。大興奮の6日間でした。
帰国後、聞こえる聞こえる。トダビアノ、ジャジェガモス、ノッテプレオクーぺス!ホスト家族から聞いた音が(どこから?)どんどん見つかるばかりか、ポルトガル語やイタリア語ってスぺイン語と似ていると気づいて、CDを聞くのがますます楽しくなっています。
昨年の春、韓国家族交流に出かけた時の我が家はC2P。たくさんCDを聞いて準備をしたから、CDと同じ音の波がたくさん聞こえたものの、自分の口からはなかなか韓国語が出なくてもどかしかった。この違いは何?韓国の時は、歌いたい、意味のあることばをCDから探したいと一生懸命CDを聞いていたのが、C7Pにして自然体で音にどっぷり浸るうちに私の聞き方が上手くなったのだ!ということに気づきました。
わからないことが気にならなくなっている。10聞いたうち1つか2つわかれば内容を想像して答えられる。全くわからなけれはオウム返しする。だから溢れるままに話せる。これはまさに2歳の娘と同じ方法。赤ちゃんの方法ってすごい、ということを確信することができました。